BMWミニ・クーパー事情とetc…

日本のBMWミニ・クーパー事情はどんな感じ?

BMW-MINI

ファッショナブルでコンパクト。
実用的な上に乗って楽しいミニ・クーパー。

これまでの歴史やいろいろなミニ事情を簡単に語っていって、 現在のミニ買取事情をお話していきたいと思います。

ミニ・クーパーってどんな車?

ミニのコンパーチブル

そもそもミニの車名である「クーパー」の部分はグレード名です。

その中にいろいろなバリエーションが存在し、 クーパー、クーペ、カントリーマン、コンバーチブル、ロードスター、ペースマン、クーパーS等に分類されています。

それによりそれぞれ形、用途が異なり、仕様も全く違います。
ですので、モデルにより需要の差が激しく、査定ポイントも様々です。

ちなみに、ミニクーパーは元々イギリスのBMC(ブリテッシュ・モーター・コーポレーション)が生産していた車で、現在では「クラシックミニ」や「BMCミニ」や「ローバーミニ」 などの呼び方をされます。

そして、2001年からBMWが血筋を引き継ぎ、新生ミニとして生産を開始。

現在までいろいろなモデルを生産し、モータースポーツでも活躍しています。

ミニクーパーの歴史

クラシックミニ

オリジナルのミニは、1952年にBMC(ブリテッシュ・モーター・コーポレーション)の技術チームが設計し、車種名はオースチン・セブンとモーリス・ミニ・マイナー と名づけられ、イギリス大衆向けに生産開始。

その後に設計者アレック・イシゴニスの友人でクーパー・カー・カンパニーの経営者ジョン・クーパーが英国内のレースにトライアンフで参戦し、 ライバルの乗るロータスの驚異的なハンドリングに太刀打ちできずにいた。

そんな時、イシゴニスにミニの試作品に乗せられると、その驚異的なハンドリングに魅せられてしまいます。

その時、イシゴニスと共同で「経済的で機敏に動く車」をつくる事を決意されました。

それから、1962年にオースチン・ミニ・クーパーとモーリス・ミニ・クーパーが誕生。
そしてこれが初代ミニ・クーパーの誕生となります。

その後、色々な会社に版権が移り、大きく分けて10回のメーカー違いでのマイナーチェンジが行われ、1952年から2000年まで生産されて長い歴史に終止符を打ちました。

生産終了後BMWがミニを一つのブランドとして立ち上げ、2001年に新しいミニ・クーパーを生産開始しました。

もともと、1994年にBMWがローバーを傘下に入った為、ミニの権利もBMWに移りました。

それから、ローバーを中心に新生ミニの開発が進行し、1997年ジュネーヴ・モーターショーにて、一般公開されました。

ですが、ローバーの経営が芳しくなく、BMWから切り離されることになり、完成間近であったミニもBMWの本拠地であるドイツに移り、ポンド・ヤード法の寸法方法からメートル法に直し設計を再スタート。

そこから開発が進み、2001年満を持してこれを発表。
ちなみに日本ではミニの日として、2月3日に販売開始されました。

ローバーが生き残っていればもっと違うミニが誕生していたのかもしれませんね。
また、タイトルにBMWと銘打っているのはこうした理由からあります。

各モデルといろいろ事情

BMW-MINIフロント

20代の男女の方に人気があり、30~40代の方でもローバー時代のイメージを連想し、購入される方もいます。

人気モデルは街乗りで便利な小柄なクーパー/クーパーS。アウトドア志向のカントリーマンなどです。

近年では、普段使いに適した5ドアの需要も上昇中です。

ここから、歴代順でいろいろ事情語っていきます。

1代目R50/52/53型 2001年~2006年

故障が多いといわれる1代目で、エアコン不良やパワーウィンドウ、サイドミラーなどが定番トラブルとされています。
また、パワステトラブルが初代特有で、起こりやすいと言われています。

グレード名ワン、クーパーが5速MT/CVTであったのに対しクーパーSは6速AT/MTが搭載。
また、欧州向けに1.4lディーゼル仕様の設定があり、トヨタ・ヤリス、カローラに搭載されているエンジンと同様のエンジンが供給されていました。

2代目R55/56/57/58/59/60/61型 2013年~ ※クーペ/オープンモデルは生産終了

定番トラブルは引きずるものの改良され、トラブル件数は少なくなりましたが、サーモスタットなどのトラブルが起こりうるそうです。
また、この型から7ボディになり、グレードのバリエーションが増えました。

日本では、カントリーマン、ペースマンが特に人気です。

3代目F54/55/56/57 2013年~

先代からのモデルが一部継続的に生産されていて、新たにクラブマン、5ドア、コンバーチブルが追加されました。
この型からトラブルというトラブルが払しょくされていて、「外車はちょっと…」という認識も通用しないほどに所有しやすくなりました。

ジョン・クーパー・ワークス

2005年に「ジョン・クーパー・ワークス チューニングキット」というアップグレードパーツのセットが発表されたのが始まりで、
2006年には「ジョン・クーパー・ワークスGPキット」を用いて、改造を施されたクーパーSが販売されました。そこから時を経て、
「ジョン・クーパー・ワークス」というクーパーSよりも上の最上級スポーツグレードとしてラインナップされています。

ですが、1代目、2代目に関しては、限定モデルとしてラインナップされていて、日本には各モデル200台ほどしか導入されていない貴重なモデルなんです。

買取について

MINI買取

前提として、BMWミニはあまり輸出が絡んできません。
中にはしてる業者さんもいらっしゃいますがあまり話を聞きません。

それから、BMWミニに限らず先代のミニもですが、「日本人はミニが好き」なんです。
そのため、ミニの買取価格は年々減少傾向ではありますが、割と崩れてないんです。

高年式で低走行で…ってのは当たり前のお話ですが、事故車、不動車じゃなければ値段がそれなりにつきます。

特に重視されるのは、クーパーS/ジョン・クーパー・ワークスで、やはりスポーツグレードで最高級グレードな為です。

また、一言にクーパーSと言っても各モデルにそれぞれクーパーSと付いている為、非常にややこしいですが、お問い合わせの際に伝えれば大丈夫です。

もちろん状態に左右されるのですが、各モデル地金以上になるケースが多い為、欲しがる買取業者さんも多めです。
なので、売却、特に廃車の際は廃車買取業者さんに問い合わせてみましょう。

清水モータースでもBMWミニの買取を行っています。お気軽にお問合せ下さい。

まとめ

MINIまとめ

ミニクーパーについて書かせていただきましたが、今までのミニの歴史で知らないことが沢山あり、 新たな発見が出来ました。

またさらにミニ、の魅力に引き込まれてしまいました。

現在、BMWミニのバリエーションは数多く存在し、一つ一つにそれぞれ魅力があり、需要の差も違います。

なので、一口にミニの買取事情・歴史についてと言っても一部しかご紹介できないのが残念です。

ですが、今後、また違った形でごしょうかいできればと思います。

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