軽トラックの買取について
軽トラック買取の今 2017年版
軽トラックは、いろいろな業種の現場で活躍しています。また、使用用途も様々です。
そんな中で、荒い使い方をされていても15万キロ、20万キロ以上走ってしまうタフな造りになっているので、 中古車市場で常に一定の需要があり、同条件の乗用の軽自動車よりも基本価格が高額です。
その為、買取価格も同様で、高額査定になるケースが多いです。
また、車種、タイプにより需要の差がありますので、ランキング形式(※2017年現在)で特徴などをメーカー・車種別にまとめていきます。
▲目次へ軽トラックの買取ランキング
買取において査定アップにつながるポイントとマメ知識を織り交ぜて解説していきたいと思います。
まず前提として、現行モデル・高年式・低走行の車両は高額査定が可能な為、あえて、ここでは査定ポイントとして説明いたしません。ご了承ください。
また、軽トラックの中にも荷台の形状が異なるものが複数存在しますが、ここでは触れず、スタンダードな車両の買取ポイントとします。
第1位 ダイハツ・ハイゼット トラック
耐久性、燃費性能で選ばれていて生産台数も多く、中古車市場においても人気が高いです。
型式がS200系(1999-2014年)は特に耐久性に優れていて、EF DOHCエンジンが載っている車両は高価買取になるケースがほとんどです。
また、4WD/MT車が好まれる傾向にあり、高額買取のポイントになります。
この内容は、福岡の清水モータース様のハイゼット説明ページを参考にスタッフの方に許可を頂いて書かせて頂きました
第2位 スズキ・キャリイ
こちらも耐久性、燃費性能が評価されていて、軽トラックの代表としても名高い車種です。
型式DA/DB系(1999-2013年)モデルは種類が多く、DA/DB 52・53・62・63と型式が存在していて、マイナーチェンジで62/63になり、フロントフェイスのデザインが大幅に変更されました。
ですが、他社の軽トラックに比べ、ホイールベースが長く、小回りが利かないという問題があり、急遽ホイールベースを短くした65型が登場しました。そのため、同じ型式でも、65型が好まれていて高額買取のポイントになります。
ちなみに、キャリイの場合、業務目的はもちろんですが、色々なジャンルのカスタムベースとしての人気も高く、その見た目のギャップから普通の車に飽きられた方や、維持のしやすさで、サーキット走行を楽しまれる方がいるほどです。ですので、幅の広い層からの人気がある異色な存在と言えます。そのため、走行距離が重なっていても高額査定が可能なのです。
DA/DB65型、または、4WD/MT車が高額買取です。
第3位 スバル・サンバー トラック
他の軽トラックとは違う特徴があり、サンバーを指名して購入される方がいるほどファンが定着しています。
まず、他のトラックに比べ、足元が広いので運転がしやすい。小回りが利く。エンジンが後ろ側についている為、車内がとても静か。他社にはない4気筒エンジン+4輪独立懸架の構造により走りが気に入っている方もいます。
主な特徴ですが、「農道のポルシェ」という異名が付けられて親しまれている車種の為、サンバーからまたサンバーへと乗り換えられる方も多く、そういった意味では買取価格が安定しているといえます。
こちらも、4WD/MT車が高額買取で、特に型式TW系の後期型は高査定ポイントです。また、50周年記念車でWRブルーというインプレッサに使われている青色の車両があり、こちらはさらに高価買取可能です。
第4位 ホンダ・アクティ トラック
他メーカーの車よりも優れた走行性能を理由に選ばれることが多く、「ホンダ」のネームバリューで購入される方も多いです。
また、エンジンの位置が荷台の下に置かれている為、少し荷台の狭さが気になります。それから、1999年に型式HA6/7にモデルチェンジされホイールベースが長くなり、小回りの利かなさと整備性の悪さから販売面では伸び悩んでしまいました。
4WD/MT車両。平成11年からのモデルが高価買取可能です。
第5位 三菱・ミニキャブ トラック
型式U61/62T(1999-2014)はとにかくエンジンが壊れにくい事で有名。「三菱」のネームバリューで、中古車市場での価格は比較的に低めなので、手を出しやすい一台です。
また、2003年から日産にOEM供給を開始。日産・クリッパーとして販売されました。
そして、事態が一変し、逆にOEM供給を受ける立場になってしまい、2014年からスズキ・キャリイに変更されました。
4WD/MT車は高価買取可能です。
その他
軽トラックの中にはOEM供給により各メーカーからエンブレムだけ変えて販売されているケースが多く存在し、2017年現在では、日産・三菱・マツダがスズキ・キャリイを使用。トヨタ・スバルがダイハツ・ハイゼットを使用しています。
正直に言うとメーカーの違いでしかなく、言ってしまうとブランドのネームバリューで買取価格に差が出て来ます。
そのため、買取ポイントもメーカーにより上下するケースがあります。
▲目次へまとめ
軽トラックという大きなくくりで買取ポイントを掲げましたが、どれも年式、状態に左右されます。また、軽トラックの需要は2017年現在、上昇しています。被災の影響や中小系物流会社での軽トラック導入率が増えているからです。
そのため、各社強化買取を行っております。中古車市場においても、価格が高騰しておりますので、売却・廃車をお考えの際はお早めに。
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