人気のスズキ・ワゴンRをいろんな角度からご紹介!
はじめに
1993年に登場し、2017年現在でも多くの人から親しみ、愛されているワゴンR。
その人気もスーパーハイトワゴンタイプの出現で、押され気味になっていますが、その辺の現状と
ワゴンRの魅力。
また、中古車価格に変化があるのか?買取価格に影響は?などをまとめていきたいと思います。
ワゴンRの魅力
まず、ワゴンRは天井を高くすることにより、開放感と利便性、快適性を兼ね備え、 これまでの軽自動車の、狭さや快適じゃないイメージを払拭した革命的と呼べる車です。
設計当初、若い男性にもウケる軽自動車をコンセプトとし、プロジェクトが始動しました。
実は1980年頃にはすでにほとんどが完成していたのですが、色々あって1993年に販売開始。
販売を開始し、ふたを開けてみると元々のターゲット層であった、男性どころか老若男女全ての層にウケてたちまち大ヒットしました。
足を曲げることなく乗れて、使い勝手もいい。
尚且つデザインにも定評があり、幅の広いバリエーションとカスタムベースとして絶大な人気を誇りました。
エンジンは直列3気筒のNAとターボを用意。
足回りも煮詰められ乗り心地にも気を配り、現在の軽自動車の当たり前を築き上げた存在と言っても過言ではありません。
販売当初3ドア+ハッチというスタイルだったワゴンRですが、後にダイハツ・ムーヴが登場し、ムーヴが4ドア+ハッチ(※厳密にいうと横開きドア)であった為、 ワゴンRも4ドア+ハッチに見直されました。
それから、色々な仕様変更、各グレードを用意し、車業界とは関係のないアパレル企業やLoftとのコラボレーション車など様々なバリエーションを用意。
マツダにもOEM供給されマツダ・AZワゴン※5代目からフレアという名前で販売されています。
また、現行モデルのトールワゴンの中で5MTの設定が用意されているのはワゴンRだけなのです。
ちなみに、ワゴンRの名前の由来は、 セダンもあるけど、ワゴンもある。「ワゴンもアール」という所から名づけられています。
また、「Revolutionary=画期的な」と「Relaxation=くつろぎ」の頭文字「R」の意味の込められているそうです。
それから、ワゴンR完成直後、ZIP(ジップ)という名前で販売される予定でしたが、開発に携わっていた戸田昌男氏が、あまり良くないと主張したため急遽変更されました。
軽自動車の帝王の座は過去の栄光?ワゴンR人気事情
今から10年ほど前までは、軽自動車人気ランキングのトップにはいつも君臨していたワゴンRでしたが、2003年のダイハツ・タント登場以来、徐々に人気が落ちてきていました。
これは、時代の流れとニーズの変化で、より開放的で居住空間が広く乗り降りも楽。
おまけにスライドドアが付き、しかも電動。
こんな全部乗せのような車に勝てるはずがない。
が、しかし。そんなことありませんでした。
2017年現在、人気ランキングは1~2位に返り咲いています。
一年程前まではスーパーハイトワゴンと呼ばれる形のタント/N-BOXが争っていたのですが、ニューモデル発表とほぼ同時に復帰。
やはり20年以上のロングセラーは伊達じゃないといったところでしょうか。
また、変わりゆくニーズに答えつつ、キープコンセプトでの車づくりが行われている為、 「軽と言えばワゴンR」が守られているのだと思います。
中古車販売と買取の変化
販売に関してですが、ほぼ変わりません。
少なくともスーパーハイトワゴンの影響は受けていないと思われます。
買取についても、いろいろ事情が違うのですが、あまり影響は受けていません。
ですがここで買取価格が上がる条件についてお話します。
条件としては、高年式、低走行。当たり前ですね…。
ですが、ワゴンRはネームバリューの高さから、一目置かれていたりします。
まず平成17年前後の車両で12万キロ程の車両で、地金以上の買取が可能です。
その他車両状態にもよりますが、ザックリ言うとこの条件が地金以上の目安になります。
そこからまた更に新しく、低走行の場合にはさらに高額になります。
そして、忘れてはいけない存在「スティングレイ」
ワゴンRの一グレードでいて、全く別の存在感を放つ者。
先ほど述べた条件よりも走行距離が伸びていても地金買取以上になるケースが多いです。
なぜなら、タダのワゴンRよりもはるかにネームバリューが高いからです。
特に若者からの支持が多く、また若いころから車をカスタムして乗っているミドル層にもウケています。
そのため、少し古くても中古車としての査定をしてもらえます。
それから、近年では廃車買取業者が増えてきています。
廃車にする車であっても手数料などが発生することなく、尚且つ最低でも鉄としての買取を行う業者で、 こういった業者さんは買取専門業者よりも高く買い取ってくれるケースが多いのです。
状態により左右する事もございますが、上記にも書いた基準で買取を行っています。
まとめ
軽自動車の中でもすごくポピュラーなワゴンRについてまとめさせていただきました。
最近、輸出関連のお話ばかりになってしまっていたので、今回は日本国内シェアがほとんどの軽自動車事情としました。
やはり軽自動車の台数は多く、流通する数も多いので、情報としてお役に立てればと思います。
また、需要や相場は常に変化していて 絶対的なことは申し上げられませんが、参考にして頂ければ幸いです。