輸出しちゃいます?ハイラックスサーフ
はじめに
今回は若者から支持を集め始めているハイラックスサーフの魅力と買取についてまとめていきたいと思います。
また、このサーフも輸出に大きくかかわっている車なので、その辺の話も少し踏み込んでしていきます。
サーフの生い立ち
はじめに、サーフにはご先祖様がいます。それが
「ウィネベーゴ・トレッカー」という車で、
トヨタがハイラックスのシャーシを制作し、供給。
ウィネベーゴインダストリーというメーカーがFRP素材でボディ外壁などを造り、ミニキャンピングカーのような車が出来たのがはじまり。
それから、2年後にトヨタから「ハイラックスサーフ」が登場。
ベースのハイラックスは5人乗りのピックアップトラックという形の車で、 簡単に言うと「トラックの荷台部分に蓋をしてハッチバックにした」ような車が出来上がりました。
ちなみに、初代はベース車と関税等の諸事情があり2ドアしかありませんでした。
6年後にフルモデルチェンジ。
関税の変更で、2ドアの免税が無くなった為、4ドアモデルがラインナップに追加されています。
3代目へと移り変わり、使い勝手が悪いと言われていたバックドアを変更されました。
また、スポーツランナーというグレードが追加されたのですが、その当時FR車でのオーバーフェンダー装着は 暴走行為を助長するものという理由で認可が下りない時代であった為、4WDモデルとは異なり、スポーツと付いていながらとてもおとなしい外見になってしまいました。
それから4代目に移りかわり、ランドクルーザープラドとプラットフォームを共通化されることになり、エンジンが2.7Lからのラインナップになり先代に比べて排気量拡大になっています。
そして、2009年ランドクルーザープラドのモデルチェンジに伴い、吸収される形で生産終了。
26年の歴史に幕を閉じました。
が、海外では2009年にモデルチェンジされ、生産が2017年現在でも行われています。
日本市場からはハイラックスの名前が完全になくなった形となり、海外販売の車名も4ランナーと改名さされています。
ハイラックスサーフの魅力
サーフは高い水準での走破性があり悪路をもろともしないほか、平坦なオンロードでゆったり走る場合も安定して走り、2WDモードではFRになる為、違った楽しみを味わえるのではないでしょうか。
それから、とにかく頑丈。
ベースとなっている「ハイラックス」は基本のコンセプトがトラックの為、もとより頑丈でなければなりません。
その為、ボディ、骨格、エンジンの耐久性が高いのです。
その「トラック」から乗用向けに派生しているサーフはまさにいいとこ取り。
海外にもウケるわけです。
また、機能面においても評価が高く、ラゲッジスペースが広く車名通り、サーフボードだって積めちゃいます。
アウトドア好きな方の選択肢には必ずと言っていいほど入ってくる車種なんです。
そして、近年のSUVブームでの人気度が再上昇していて、カスタムパーツが豊富になっている為、若者人気が上がっているそうです。
車両自体は古いかもしれませんが、まだまだ現代風にカスタムされ乗られているんです。
走行性能、強固な造り、豊富なカスタマイズ、大きなボディ、広い居住空間とラゲッジスペース。
他の車にはない魅力を持っている車だと思います。
ハイラックスサーフ輸出・買取事情
サーフは買取需要がすっごく高いです。
なぜなら「国内での需要が若干あり、海外需要はとりあえず高い!!」からです。
はい、今回も輸出のお話です。
偏りがちになっている話題ですが、今回も説明していきたいと思います。
まず、サーフは基本的に国内にもウケている車なので、状態が良ければ国内販売といった形となり、 過走行、全体的にボロボロな車両は海外行きとなります。
ではなぜ、海外需要が高いかという理由ですが。
やはり信頼度の高いトヨタブランドの力が大前提としてあります。
そこから、前提でも述べた、高い走破性、耐久性、SUV人気といった理由が挙げられます。
中でも大きいのは「走破性・耐久性」ですね。
海外は日本と違い、路面がなめらかじゃなかったり、土地が広大な為、修理工場やガソリンスタンドがそこら辺にポンポンあるわけではありません。
ですので、とても高く評価されているのです。
また、サーフだけでなく、日本車の多くはこういった理由から海外に好まれるケースが非常に多く思います。
ただこのサーフにも需要の低い奴がいるんです
それは……ガソリンエンジン搭載車。
正直、そこまで高くありません…。
ただ、値段が付く事は付きます。
安心してください。
とにかく今お乗りの方で、手放しを考えていらっしゃる方は、買取業者さんにお電話を。
そして、輸出に関係しているかどうかで買取価格に差が出ますので、先にお問合せしてみる事をおすすめします。
日本に帰ってくる!?ハイラックスサーフ!!!
2017年9月、日本市場にハイラックスが復活を果たし、その勢いなのかは不明ですが、2018年にハイラックスサーフも 復活するという噂が立っています。
前提でも出てきた、「4ランナー」というサーフの輸出車が日本市場に戻ってくるという事なのですが、日本向けにボディサイズを縮小するという 話もあるようで、まだ明確な答えが出てきていない段階です。
基本スペックもエンジンがV6だとかふわっとしたことしかわかりません。
また、復活が噂されている背景には、近年のSUV人気と同社FJクルーザーの生産終了による後釜なんじゃないかと、勝手ながら思ったりしています。
でもですね、実は既に復活しちゃってるんですよね…。
TRDからハイラックス向けに発売されているパーツで、キャノピーというものが出ているのですが、
「生い立ち」でお話したサーフの初代がまさにこんな感じなんですよね。
皆さんがご存知のサーフはこっちだと思いますが…
著者的には、この段階で結構テンション上がっちゃってるんですよね…。
まるで「初代を4ドアにして現代風にオマージュしたっ!!!!!!」
みたいな感じで……。
ですが、今回のNEWサーフもかなりかっこよく仕上がっているみたいなので、期待したいところです。
また、今回のNEWモデル発売で買取にどのような影響が出るのか、今後に注目です。
まとめ
今回は買取とサーフについて、あれこれまとめさせていただきました。
またニューモデルについても今後にしたいところで、日本国内での動きなどどうなっていくのかすごく注目しています。
近年、生産終了となってたいろいろな車が続々と復活を遂げています。
買取事情抜きにしても、すごく注目しています。
いつか、復活祭と称してまとめてみたいなと思います。
今回もご観覧、ありがとうございました。