スイフトの人気と買取のお話

はじめに

黄色のスイフト

スズキ・スイフトはコンパクトカーとしての定評得ている人気車種。

普段の足としての選択肢が主ですが、モータースポーツでも活躍している為、 スポーツイメージの強さから、コンパクトスポーツとしての需要も高まっています。

そのため、買取需要もそこそこ高かったりします。

そんなスイフトのあれこれをまとめていきたいと思います。

スイフトについて

初代スイフト

初代スイフトは2000年から生産開始され、初代モデルは同社ワゴンRプラスの骨格に同社Keiのサイドパネルとドアを使用するという
まるで、「冷蔵庫にある余りもので作った」ような車で、また横から見るとKeiとうり二つなんです。これが・・・。

ですが、スズキは広い層に乗ってもらえる安価なコンパクトカーという思想の元、生まれた為、既存の車種のパーツで構成し、販売されました。

販売当初、3つのグレードが用意され1.3L 4気筒エンジン、トランスミッションが4速ATのみの設定でしたが、同年9月から装備が充実したお買い得グレードを追加。

この時から5MTが追加されました。

その後、様々な仕様変更があり、日本国内メーカーのどのコンパクトカーよりも、また、軽自動車よりも低価格の79万円のモデルが販売されました。

ちなみに79万円という価格設定を掛けて「泣く子も黙る」というキャッチコピーでCMが放映されていました。

また、初代と2代目はJWRCのレース車両としても使用されました。

そこから、2004年にフルモデルチェンジ。

先代の「安価コンパクトカー」というコンセプトを残しつつ、スズキが世界戦略を目的として、新開発のプラットフォームを用い入り、スイフト独自のパーツ構成で作られています。

また、スズキは従来、軽自動車の部品などを流用、拡大等をしてコンパクトカーを開発する事が多かった為、走行性能や、インテリア質感のチープさが目立つ印象でしたが、 2代目からは方針をがらりと変え・・・まあ、簡単に言うと、 コストダウンの為にやっていた部品使いまわしをやめ、 軽は軽。コンパクトカーはコンパクトカー。という風に作り方を変えたといった感じです。

その為、インテリア、エクステリア共に高く評価されていて、高い水準での走行性能を実現し、2005-2006年日本カー・オブ・ザ・イヤーの特別賞を受賞しています。

その後、モデルチェンジが行われ、2代目は3代目の良いところを残しつつ更なる改良が重ねられ、エンジン特性と車両の軽量化が煮詰められました。

それから、4代目へと移り変わり、コンパクトカーとして世界戦略にも成功し、シェア率も上昇。安価なというよりはより高品質なコンパクトーカーへと進化を遂げています。

エクステリアデザインもがらりと一新し、ハイテク装備満載で世に送り出されています。

スイフトスポーツ

スイフト・スポーツ

あえて、スポーツだけは別枠でまとめます。なぜなら「中身が別物」だからです。

2003年スイフトのマイナーチェンジと共に登場。
初代は3ドアハッチのみの設定で、エアロパーツや一部仕様変更という次元を遥かに超えていて、 エアロだけでなく、圧縮力の高められたピストンを組み込んだ1.5L自然吸気エンジンとエンジンに繋がる吸気口をスポーツ専用で新開発しそれを搭載。

また、ミッション、サスペンション、4輪共にディスクブレーキ化、レカロ社製シート、専用メーターパネルなど、本当に中身が別物であり、走りの為に惜しみなくコストが掛けられています。

モデルチェンジが行われ先代同様の専用パーツ、チューニングが施されているほか、スポーツのみホイールのナット数が4→5個に変更されています。

それから、マイナーチェンジに伴いインテリア、サスペンション、ギヤ比、レッドゾーンの変更が成され、ドアミラーウインカーが付くなど、大きな改良がありました。

3代目、4代目は先代からの変更点を受け継いでいる形になっていますが、3代目に国内販売向けスズキ車では初となる、新設計の6速MTが追加されている他、CVT車には変速機構としてパドルシフトが採用され、 イモビライザーや、クルーズコントロール等の装備も搭載。

4代目からはスポーツのみダウンサイジングターボエンジンとなりハイオク指定車輛になり、 走行時の安定性を考慮しボディサイズが拡大され3ナンバー規格となりました。

スイフトの買取は?お得か?

買取したスイフト 引取したスイフト

ごめんなさい正直に言います。そこまで高くないです。

初代に関しては高確率でスクラップです。

2代目も状態が良ければ国内で中古車として販売されますが、輸出に関しても・・・
「すっっっっごくビミョーーー」です・・・。

3~4代目はまだまだ新しいので高く買取できます。
それは当たり前ですね。

ではなぜこんなビミョーな車輛をまとめたかというと・・・
「伸びしろ」があるんです。特に輸出。

低グレードだと厳しいですが、コンパクトカー人気が絶えない欧州なんかには人気が今現在でも高いんです。

その為、3~4代目の価格が下がるのと同時に輸出の流れが来る可能性があるのです。

そして、一番は「スポーツ」の存在。

当然のことながら、スポーツグレードは高いんです!過走行でも値段ついてます。

2017年現在というよりはこれからという感じかもしれませんね。

ただ、価格が崩れていないのは確かなので、輸出ルートを持っている業者さんにお問合せしてみましょう。

ちなみに・・・・・・。

実は海外では「スイフト」という名前はお馴染みなんです。

日本では2000年に出た車なのでそこそこ新しい印象を受けますが、海外は20年以上前から聞きなれた名前だったんです。

理由は、同社「カルタス」の輸出名が「スイフト」だったからです。
ですから、海外のネームバリューが高いんです。

そして、また更に、日本国内での初代スイフト。
実は海外では別の名前でした。

それは「イグニス」

ん?またどっかで聞いたことあるお名前ですね。そうです。こいつです。

イグニス

スイフトの2代目モデルチェンジの際、国内外の名前が統一されたことから、イグニスという名前が消滅したため、使用したと思われますが定かではありません。

また、このイグニスという車種は、「初代スイフトの後継的位置づけ」なんだそうです。

初代スイフトがSUVを意識したデザインとなっているのですが、イグニスもまた同じでSUVを意識したものとなっています。

正直、もう意味が分かりません・・・。

まず、無くなったからと言って輸出名を別の車につける。
これはまだわかりますがややこしい。

そして、後継として続いているモデルがあるにもかかわらず、
「別の車が初代の後継車?」
・・・ほんとにややこしい。

何をもってこんな状態になっているのか全く分かりませんよ・・・そしてややこしいですよ・・・スズキさん・・・。

と、言うわけで、以上。
ややこしい経緯があるというお話でしたw。

まとめ

スズキ スイフト

今回は買取のお話というよりは、歴史と茶番がメインとなってしまいました・・・。

ですが買取情報として、しっかりと値段が付きやすいという所だけ伝わっていれば幸いです。

また、名前についてのお話ですが、個人的に、輸出の話に絡まってるのはそこから来てるんだろうなと思ってます。

ご観覧ありがとうございました。

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