買取Sランクの威力を見よ!

はじめに

赤いランドクルーザー

日本国内外で絶大な人気を誇るSUV。ランドクルーザー。

車に興味のない人でも知っている車種で、人気度はSランク級!値段が付けられないなんて考えられない車種なんです。

そんなランクルについてのあれこれと買取事情をまとめていきたいと思います。

ランクルの歴史

ランクルの歴史

戦時中にトヨタが陸軍用に生産していたAK10型と言う車がランドクルーザーの原点となっていて、 この車両は、フィリピンで鹵獲されたアメリカ軍のジープのコピー品になります。

ただ、敵との差別化を図る為、日本軍から「外見はジープに似せない事」という指示が下り、完成形は全く別の物になりました。

BJ型(1951-1955年)

やがて戦争が終わり、警察予備隊。 現在の陸上自衛隊用のトラック供給を狙いBJ型が生産開始。

ちなみにBJという型式には意味が込められていて、シボレー製のコピーエンジン「B」型ガソリンエンジンを搭載した「j」eep型の車両という事でJB型となったそうです。

で、結局、BJ型は敗北。
陸上自衛隊車には本家ジープのライセンスを取得し生産していた三菱・ジープに決定。

それから、商標登録上、ジープと干渉してしまうという事でこの時からランドクルーザーという名前が使われ始め、BJ型が初代となりました。

20系(1955-1960年)

初代生産開始から5年が経ち、20系へとフルモデルチェンジ。

国家警察のパトカーに採用されていました。
また、この20系から本格的に輸出体制を確立しています。

40系(1960-1984年)

それから40系へとモデルチェンジ。

コンセプトは北米市場からの要求を主に取り入れ、走行時においての快適性ともっと乗用車っぽく というところで、全体的な設計を確立しています。

また、40系は24年間生産が続けられ、とっても息の長い車となりました。

その為か世界各国で、今現在でも現役で活躍している車両が存在しています。
ちなみにFJクルーザーのデザインは40系がモチーフになってたりします。

55・56型(1967-1980年)

そして55・56型の登場。

40型からのイメージを払拭しより乗用志向な造りになっています。

このモデルを製造するにあたり、本格的にデザイナーを投入しています。
また、現場には若手が多く入り、品質の安定には時間を要したそうです。

ちなみに、ランク史上唯一、ディーゼルの設定が無いモデルになります。

ランクルって生産終了せずに次から次に作るんですよね…。

理由は商用としての使い勝手を優先しているモデルと乗用モデルの両立といった感じらしいんですけど。
正直、車種名変わらないんで分かりづらい…はい、愚痴は置いといて。

60系(1980-1990年)

そして、60系へとモデルチェンジ。

55型からの進化形といった感じですね。

このモデルから本格的な乗用志向となりました。
そのため、北米市場の声を多く取り入れ、ステーションワゴンの形へと変貌し、 独立したフロントフェンダーなどを廃止しました。

また、60型のボディ形状は長い間大きな変更がない為、オーバーフェンダーや、サイドステップなどの設定を幅広く儲けて時代のニーズに合わせた装備を充実させていきました。

ちなみに1984年まで40系は生産されているので、60系の片隅で生産されていると言った感じになります。

70系(1984-2004年/2014-2015年)

40系からのモデルチェンジになります。

1984年から2004年まで20年間生産されました。

その後、2014年に30周年記念車として、復活を遂げたものの、期間限定販売となりました。
これは、2015年7月以降に生産される車に対しての新保安基準に対応できなかった為です。

そのため、1年間ほどの販売となりました。

80系(1989-1997年)

60系のモデルチェンジで、乗用志向のランクル。

北米やオーストラリアなどの国のマーケティング事情を取り入れた為、先代よりも一回りボディが大きくなりました。

また、ガッツリなクロスカントリー志向から、高級志向のSUVへと路線変更を行ったのがこのモデルからで、近年見られる、ラグジュアリーなランクルの 火付け役にもなりました。

ちなみにLEXUSから販売を開始したのもこのモデルからです。

100系(1998-2007年)

80系の後継モデル。

歴代の中でも特にタフで高級感のあるSUVへと進化を遂げました。
トヨタ自ら「トップ・オブ・SUV」というぐらいですからね! 仕様も豪華です。

エンジンはV型8気筒エンジンで、インテリアには本革シート・トリムにウッドパネルとまさに高級車そのもの。

オフロード界のセルシオなんて言われたりしたそうです。

ちなみにですが、80系に比べ車幅が少し大きくなり、重量が上がったりとオフロード走行にやや不向きな点がいくつか見られる為、あえて80系を好まれる事もあるそうです。

200系(2007- 年)

ランクル史上最も高級なモデルで、完全に高級路線に振っています。

ですが、オフロードの走行性能はもちろん、オンロード時の走行性能を高める方向性に足回りを決めているなど、時代に合わせた仕様変更が伺えます。

また、このモデルのディーゼルエンジン車は国内向けだけ設定が無く、要望の声が多いものの、コストの面から見送られているそうです。

まだある?ランクル派生車

ランクル派生車プラド

実はランクルには前提で紹介した物のほかに、「プラド」という派生モデルが存在します。

元々、三菱・パジェロに対抗すべく、70系に軽量な足回りにハイラックスサーフのエンジンを載せて乗用化を図ったモデルでした。

ちなみに、普通の70系は70ヘビー系、ワゴンは70ライト系と区別の為、名称が分けられました。 説明書にも記載されているそうです。

また、70の次のモデルから「プラド」が付きます。

日本のクロスカントリー車にとっては初のコイルスプリング式サスペンション搭載などの先進的技術を導入しているものの、値段の割りに非力だと悪評が立ち、さらにヘビー系とあまり変わらない外見、2ドアモデルのみの設定が災いして日本国内ではあまりウケませんでした。

ですが、海外には簡素なインテリアにターボなしのディーゼルエンジン搭載車などの安価な設定が多く存在した為、廉価版ランクルとして海外からは高い評価を受けました。

2代目からはハイラックス/タコマと部品を共通化し、ランドクルーザーならではのオフロード的な外見を捨て、乗用で手軽な方向へ進路を変えています。

また、欧州向けSUVという方向性も確立していく狙いもありました。
そんなこんなが功を奏して、当時2代目パジェロが握っていたシェアを奪い去る事に成功。

瞬く間に日本国内外から絶大な支持を受けました。

ランクル買取のおはなし

ランクル買取画像

大変お待たせしました。買取のコーナーでございます。

では、はじめに、ランクルとランクルプラドは事情が違いますので分けてお話をさせていただきたいと思います。

 

まず、ランクル。

基本的にトヨタの車は15万キロ以上だとかボロッボロだとかそういった事情の車両は間違えなく海外行なんです。

このことを踏まえて、ランクルに関してですが……バカみたいな値段が付いてます。

ハイエース、ハイラックスなんかもバカみたいな値段が付いてますが、その中でも1位2位を争うほどの価格です。

その理由ですが、やはりネームバリューが大きなところで、トヨタに対しての信頼性は全世界共通で高いのです。

それから、海外は日本のように舗装路ばかりではないので、オフロードに強く、また限界の高い、壊れない車が要求されます。

そういった理由からも、海外人気が強いようです。
また、近年の世界的なSUV人気もあり、高級SUVとしての人気も最高峰。

それで、買取のポイントとしては、「とりあえずランクルは高い」です……身も蓋も無いですね。(汗

もうちょっと言うと、ボロボロでも高額です。
エンジン・ミッションが無事であれば自走不可レベルでもです。

なぜなら、世界から見れば10万20万キロは当たり前で、100万キロ行ってる車両があるくらいですよ?
日本人が手放すレベルのエンジン・ミッションは高確率で宝物なんです! 是が非でも欲しいんです。

なので、必然的に走行可能な車両はさらに高価買取というサイクルが出来上がります。

また、ランクルは車両の条件がほぼ関係なく、ガソリンであろうがディーゼルであろうが関係ありません。
この辺は珍しい特徴かなと思います。

なので、初めに言った「とりあえずランクルは高い」とはそういう事なのです。

 

次にプラドですが、少し条件がありまして、 プラドの方にはこれが高い!という条件が存在します。

それが、「グレードTX-L サンルーフ付きガソリン車」です。
また、7人乗りの方が好条件ですね。

ただ、他の条件のプラドが安いってわけではありません。

実際他のSUVに比べると高い位置に相場がありますので、 高価買取は狙える車種だと思います。

 

そして、査定に出す相手ですが、
まず、基本的に業者さんはどこも、より安く買取たいと思っています。

なので、ボロボロだから~だとか、走行距離いってますしねぇ~など言われます。
そして減額されて行きます。

そういうものなんです。
ですが、逃れる手がいくつかあります。

一つは一括査定サイトにて車の情報を入力して登録。

すると、いくつもの買取業者さんから電話がかかってきます。

良いところは、業者同士の競争が生まれるので、より高い金額を提示してくれるところ。
悪いところは電話がすごい勢いでかかってきて、30分ぐらい鳴りっぱなしで、うるさいしめんどくさい。

と言った感じです。何本でも受けてやるぞ!って方には向いてるかもです。

もう一つが、ネットで業者を調べてそのうちの何件かにかける。といった方法です。

こちらの方がめんどうですが、割と提示額の差がはっきりするのでわかりやすいです。

また、看板しょってホームページや事務所を抱えている所も多いので、あまり下手なことをする業者はいません。

そのため、うざったい電話もほとんどかかってくることはありませんし、安心度は上かなと思います。

それから、大手業者さんより中小の方がねらい目だったりします。

それは、直接輸出業者さんとつながっているケースがある為です。

今回の車種で言えば、やはり重要なのは輸出の兼ね合いなんです。

そのため、輸出が強い業者は高く買ってくれるケースが多く、パーツも含めて査定をしてくれたりするので、 融通も効かせてくれます。

また、これは共通して言える事ですが、「複数の業者さんに査定をお願いしてください」
という事です。

一社で終わると価格アップが図れない、または、安く買いたたかれるという事になりません。

なので、相場を知る上で競争を生み、価格アップにつなげるという所が大切になってきます。

大変かもしれませんが、高額買取目指してチャレンジしてみてください。

まとめ

ランドクルーザーまとめ

明けましておめでとうございます。

 

今年もスタートから、長々と書かせていただきました。

今回はランドクルーザーという事でしたので書く事が多く、ダラダラになってしまいました。

また、買取についても具体的に書いてみました。が、ダラダラ。 ですが、少しでも参考にして頂ければ幸いです。

今年もよろしくお願いいたします。

最後までご観覧頂き、有難うございました。

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