ダイハツ・タントの人気って、結局どうしてなの?買取も高いの?+買取の裏技

はじめに

ダイハツ・タント

2003年に登場し、軽自動車の常識を塗り替えたダイハツ・タント。

大通りを見ても
「タントばっかり…」

そんなタントさんの人気の秘密や、 買取事情についても触れていきたいと思います。

タントの歴史

タントの歴史はまだ浅い方ですが、歴代順にして、まとめてみたいと思います。

ちなみに「タント」の由来はイタリア語で「とても広い、たくさんの」と言った意味の言葉を用いられているそうです。

…そういえば日本語にも「たんとお食べ」のような言い回しの言葉がりますよね?そこからの意味も来てるとか来てないとか…。

1代目

初代タント 初代タントカスタム

2003年11月の販売当初、軽自動車最長のホイールベース(2.440mm)を誇っていて、キャビンも同社ムーヴより拡大された造りになっています。

エンジンはムーヴ、ミラ同様のEF型エンジンが搭載されていて、NA、ターボを用意。全車コラムシフト4AT(NAエンジン4WD車だけ3AT)で、MTの設定はありません。

登場から2年の時を経て、「タントカスタム」が追加されました。

ムーヴからの流れで、タントカスタムも顔つきが攻撃的になっていて、大型のエアロパーツが装着されています。

その為、スポーティーな雰囲気と、高級感のあるスタイリングになりました。

カスタム販売に伴い、標準グレードモデルもマイナーチェンジが行われていて、ウィンドウスイッチがインパネ一体となっていたものをドアパネルに移設。(やっぱ評判悪かったんですかね……)

セキュリティーアラームや残照式ルームランプなど、装備の変更が行われています。

2代目

二代目タント 二代目タントカスタム

2007年にフルモデルチェンジ。

タントのロゴが初代の「Tanto」から、「TANTO」に変更されています。

キープコンセプトという事もあり、エクステリアのデザインにさほど大きな変更は見られませんが、女性人気もあり標準の方はより丸みを帯びたかわいらしいデザインになり、 カスタムは、より攻撃的な目つきになり、全体的にも洗練されたデザインへと変更されています。

また、この型から片側スライドドアになりました。

実は、「センターピラーレススライドドア」は軽自動車初だったりします。

センターピラーレスって聞きなれないですよね…。

いつも観覧者様を置いてけぼりにしちっているので、たまには簡単な解説を入れてみたいと思います。

まず、「ピラー」とは英語で「柱」の事です。
で、車でピラーと言われている部分は、ガラス面の間にいる鉄骨の事を言っています。

文字通り車のボディから生えて、屋根を支えている部分になります。

そして、今言っていた「センターピラー」とは前席のドアと後席のドアとの間にいる「柱」を指しています。

そこから「レス」と言っているので、その真ん中の柱が無いってことになります。ちなみに左側のみです。

で、結局何が言いたいかというと、前後両方のドアが開くと全くの吹き抜けになっているんです。
なので、車の乗り方が制限されないので、どんな姿勢でも乗れちゃいます。

実はこれ結構すごい事なんですよ?

また、上位グレードはこのスライドドアがオートになっています。

それから、エンジンが新設計のKF型エンジンに変更。
トランスミッションもATからCVTに変更されています。

そして、ホイールベースをさらに拡大し、フラットフロア化したため、更に広い居住空間を獲得しています。

また、「X Limited スペシャル」というグレードにはこれまた軽自動車初のフローリング風フロアが投入されています。

簡単に言いますと、車の床がフローリングです。

まんまですね…ただコレ、思ったよりフローリングですよ…。

3代目

三代目タント 三代目タントカスタム

6年の間が空き、2013年にモデルチェンジ、またロゴの変更があり、先代の「TANTO」から今度はTだけ大文字で「TanTo」。

何か意味があるのかと思いましたが、調べても何も出てこず…今のところ不明…。

先代のスライドドアの使い勝手向上の為、スライドする量を10cm増やされています。

それから、後部座席下の出っ張りを無くすことで、ベビーカーを折りたたまずに収納する事が可能になりました。

また、この型から両側スライドドアになり、一部グレードは両側パワースライドドアになっています。

そして、軽自動車初の助手席バックレバー採用。
これにより外側、後、運転席からシートを動かす事が可能になっています。

また、ここが大きく変わったポイントなんですが、ボディの外側のほとんどが、「樹脂」で作られています。

ん?と思われるかもしれませんが、強度も保たれるほか、便利装備を装着していく上での、車重の肥大化を抑え、コスト削減にも成功しています。

タントの魅力は結局なんなのよ?

タントの車内広さ説明

一言でいうと「市場のわがままを全部乗せ」だと思います。

時代のニーズ…それは急速に移り変わっていくもの…なのですが、タントは販売開始から10年以上も人気を誇っています。

もちろんルックスが好きという方もいますが、「機能的な部分」を好んで選ばれているのです。

まず、車内の広さ。
車名の通り、とても開放的でいて、たくさんの思い出、夢が乗っている車だと思います。

また、機能面では、その時代の最先端を行っていて、「軽自動車初」の装備を惜しみなく投入するほどの気合の入りよう。

また、その機能も空回りではなく、しっかりと的を得ている為、消費者にもとてもウケています。

そのため、大通りを見ても「タントばっかり…」となっているんだと思います。

次に、スタイル。
ターゲット層である老若男女を狙い撃ちしたようなデザインで、標準タントはかわいらしく、それでいてシンプル。かつチープさを感じない。

カスタムに至っては、若者の為にあるようなスタイリングで、攻撃的かつスポーティ。
それから、近年、軽自動車にも求められている、ラグジュアリーな雰囲気を醸し出しています。

タントの買取は?

タント色々

軽自動車買取事情の中では、異様なほどの安定感を誇っています。

初代モデルで、「10万キロ超え」「カスタムじゃない」
これらを踏まえても、即スクラップにはならないんです。

なんなら、ちゃんと中古車オークションにも出品されています。

何が言いたいかというと、「中古車としてフツーに売れる」という事です。

魅力についてでも述べた通り、機能性では本当に必要とされています。

そのため、スライドドアじゃなくても、少々古くても、売れちゃうんです。

ちなみに一つ裏技があります。

それは大手買取・中古車屋さんよりも中小の買取専門でやってらっしゃる業者さんの方が高く買い取ってくれるケースが断然多いのです。

別に大手のところを攻撃したいわけではありません。
ですが、実際に査定見積もりをするとそんな結果が出て来ます。

しかも10万キロ超えや、10年以上落ちは買取ってくれないケースもあるそうです。

ですので、まずは地元の買取業者さんに問い合わせてみましょう。

ちなみに今回の裏技はタントの場合でのお話をしています。

まとめ

黒のタント

今回は魅力や歴史を踏まえてタントの買取の話をさせていただきました。

軽自動車のロングセラーのスズキ・ワゴンR、ダイハツ・ムーヴを抑え人気をかっさらった形になっていますが、 正直に言うと2台よりも寿命は短いのかなという印象を受けています。

ただ、中古車市場の値段の付き方から見るとあと5年ほどは、このまま 値段が付き続ける気がしますが、お乗り換えをお考えの際は、お早目に決断される方が得策かもしれません。

長々となってしまいましたが、お読み下さいましてありがとうございました。

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