スズキ・ジムニーさん・・・・売れすぎじゃない・・・?

はじめに

近年、とてつもない人気を誇り、古いモデルの車両もそこら中で走り回っているスズキ・ジムニー。

そんなジムニーに関するいろいろなことを語りつつ、買取のお話をしていきたいと思います。

ジムニーの歴史

スズキ・ジムニーの歴史

遠い昔に3輪自動車の先駆者であったスズキが、倒産寸前に陥っていたホープ自動車から製造権を買い取ったホープスター・4WDという車が 全てのはじまりで、ごくわずかな台数が生産され、ジムニーのプロトタイプとしての役割を果たしていました。

それから、3年の時を経て、スズキ・ジムニーが登場。

ホープスターを生産していたころには、スズキ自動車での生産能力は低く、ほとんどが三菱工業製の 部品を構成して生産されていました。

その為、自社での能力向上につながらず、また生産コストが膨大でした。

ですが、ホープスターの反省点を生かし、ジムニーは完全スズキ自動車生産できるように大幅な変更を加えました。

設計面ではホープスターの良いところを残しつつ、スズキ・キャリィ用のエンジンとトランスミッションを流用。

新開発の鋼材などを積極的に投入し、極力スズキ自動車の既存モデルなどの部品を流用し、生産コストを抑える事に成功しました。

数回のモデルチェンジを重ねられ、現在まで、残っているジムニー。

プロトタイプの時から「丈夫で、走破性の高い軽自動車」というコンセプト的なものがあり、現行モデルまでその考え方が変わっていません。

その為、名前も変わることなく存在し続けているのかと思います。

買取概要とモデル

ボロボロのジムニー

買取概要とモデル

モデル別に買取ポイントをまとめていきたいと思います。

1代目(LJ10/LJ20/SJ10)

希少すぎてまずお目に掛かれない車両です。実際走っている所を見たことありません・・・。

(なんかのオブジェに使われてたような・・・)

はい

初代は11年間生産されていた為、大きく分けて1期2期3期とあり、さまざまな仕様変更が成されています。

中にはあのソニーと共同で開発された特別仕様車「ビデオジムニー」なるものが登場しています。

記録によると・・・1台も売れてないそうです。

でも、もしかすると記録にないだけで・・・という事で妄想は置いといて、 このモデルは希少すぎて、ジムニーの価値というよりは希少価値と言った方がいいでしょうね。

360ccなので無理ないです。
なので、現存車両であれば、ほぼ間違いなく高額で買取って頂けると思います。

2代目(SJ30/JA71/JA11/JA12/JA22)

この型、いまだに見ますね。

まあ、生産されていたのが1981年~1998年までですからね。
結構最近まで生産されてたから当然ですよね。

ただですね、この型は17年間も生産されていた為、仕様変更の大きなものが結構あるんです。
「もうフルモデルチェンジでよかったんじゃ・・・」というぐらい・・・。
その為、価格の差が結構出て来ます。

JA30

550cc2ストのエンジンが載っているモデルになり、「初期や2ストジムニー」と呼ばれたりします。

こちらは、現存する車両も少なくなって来ていて、普段使い上、少々利便性が悪い為、マニアが欲しがるモデルと言ったところです。

買取価格もそこそこといったレベルですね。

JA71

550cc4ストエンジンに切り替わり、また、タイヤも大口径化された為、より実用的になった反面オフロードを走行する際の低回転域におけるトルク不足になった 反面、ターボが効きだすと急に出力が上がるという特徴がある為、オフロードに適した先代モデルも同様に販売されていました。

こちらもやはりジムニー。

価値はそこそこと言ってもスクラップにはなりません。
また、悪いお知らせが・・・ハイルーフモデルは割安です。

JA11

軽自動車の規格改正があり、550ccエンジンから660ccのエンジンに変更されて、サスペンションも見直されていて、より操縦安定性と乗り心地の向上が図られています。

また、エンジントルクも向上していて、オフロードとオンロードどちらでも快適に走れるよう仕様変更が成されています。

また、このモデルは「特別仕様車」がとっても多いんです。
どっからどこまでがっていうのも正直見分け付きません。

その中で、「ランドベンチャー」という特別仕様車は割高です!

そもそも、このJA11自体がオークションで値段が付いている為、高価買取になるケースがほとんどと思います。

カスタムベースとしても結構な頻度で見かけますし、人気度は高いと思います!!

またこちらも、パノラミックルーフというハイルーフ的な車両が存在します。
残念ながら割安です。

JA12/JA22

2代目の最終型となるモデルで、より乗用志向が高まり利便性と乗り心地が向上されています。

また、従来軽は4ナンバー車のみでしたが、このモデルから5ナンバーになりました。
パジェロミニの影響なんですかね?

それからこのモデルからK6Aというツインカムエンジンが搭載されているJA22が選択できるようになり、更なるパワーアップが図られています。

ただ、クロスカントリーの競技等に使用される事が多いジムニー。
高回転型のエンジンに変更されてしまうと、使い物にならなくなってしまいます。

その為、従来通りクロスカントリー向きの同型エンジンを積んでいるJA12が用意されています。

この型もかなりの値段が付いています。生産終了分では一番高いです。

まぁ、最終型ですから、当然といえば当然かと。
細かく言えばどちらもあまり大きな差はありませんが、JA22の方が高額になっている傾向にあります。

何の差なのかは不明ですが、多分K6Aのエンジンが人気なのではないかなと思います。

少々の悪路やフツーに乗る分にはパワーがあって面白いですからね。

また、このモデルにも「ランドベンチャー」が存在し、割高になっています。

3代目(JB23)

こいつも長いんですよ。

1998年から3代目へと移り変わり、2017年現在でも好評販売中!!なんです。

約19年間生産が継続されています。

日本車において、こんだけモデルチェンジしない車も結構珍しいと思いますよ?

この型からマツダ向けにOEM供給が開始されていて、AZオフロードという名前で売られています。

また、これまでのデザインとは打って変わって、現代的な丸みを基調としたデザインへと進化し、車体の大きさも少し大きくなっています。

そして、この型も生産開始から19年経っている為、マイナーチェンジも多いんです。
ただ、そこまで大きな変更は見られ無い為、あえて個別に紹介しなくてもいいかなと思ってます。
なんせ大まかに分けても10型まで存在し特別仕様車も入れると ここでは書ききれないほどの文章になってしまいますので割愛。

買取事情に関しましては、やはり高いですね。

新しいから当たり前ですけどね。
ファンにとっては古いモデルか新しいモデルか好みが分かれるみたいですが、 やっぱり新しい方が高いです。

そして、お馴染みの「ランドベンチャー」があります。
もれなく割高です。

少々ガチャガチャでも値段が付いてますからね。
すごいですね「軽」なのに・・・。

これは全モデルに言える事で、基本的にジムニーは多少ボロボロでも値段が付きます。

特にマニュアル車が高いですね。
そこは、客層がそれだけ偏っているからだと思います。

そして一番は「業者が欲しがる車」という事です。

近年では、ジムニーを専門的に売っている又はカスタムしているショップが増えています。
なので、そう言ったショップと繋がりがある買取業者さんも結構頑張ってくれます。

という事は、特定のところに問い合わせする事が大切です。

やっとモデルチェンジ!?

モデルチェンジしたジムニー

2018年にやっとこさモデルチェンジされるという情報が出ていますね。

海外でカモフラージュされている新型をとらえたスパイショットも公開されています。

公式からは発表のみで、具体的なことにはまだ触れられていないご様子です。

デザインCGのリークも流出しているみたいで、実は結構話は進んでいるんじゃないの? と感じますが、 実態はまだ闇の中です。

変に現代の車に寄せたりせず独自の道を貫いてほしいと著者個人としては思います。

まとめ

ボロボロでもお金になるジムニー

今回はジムニーについて、書かせていただきました。

安定していて、すごく不思議な存在のジムニー。

ですが、今後ニューモデルの登場の変化と行く末にも焦点を当てていきたいと思います。

また、ジムニーには1000cc以上の車両も存在しますが、国内の反応は微妙みたいなので、今回は触れていません。

ですが、海外の反応はかなり良好のようで、輸出のお話に絡んでくるようです。

なので、最終的に言いたいのは「ジムニーと付けば売れる」という事です。

お乗り換えをお考えの方は、めげずに買取業者さんへお問合せをしてみましょう。

きっと納得のいく返答が返ってくるはずです。

今回も長々と書かせていただきましたが、最後までご観覧頂き、ありがとうございました。
少しでもお役に立てればと思います。

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